アレルギーでも安心して身につけられるヘンプアクセサリー

先日、幼稚園のバザー用の手芸品について、役員のママ達が話し合っていたところ、
ひとりのママがつけていたミサンガが目に止まりました。
聞けば、ミサンガは手作りだそうで、ヘンプという糸を使って作ったそうです。
ヘンプというのは、なんと大麻のことなの、という、そのママの一言で、
場の雰囲気は一変。
ええ!大麻!
押し入れで栽培して逮捕されたり、密輸事件がある大麻なの!
と、驚く私たちに、彼女は、大麻(ヘンプ)は、栽培に農薬や肥料を使わないので、
その繊維から出来たヘンプ糸は、
アレルギーをもつ人でも安心して身に付けけられると、アクセサリーの素材として、
最近人気が高いことを教えてくれました。
彼女が身に付けているミサンガは、刺繍糸で作られたミサンガよりも渋い色合いで、ナチュラルで素朴な良さを感じさせます。
麻の糸なので、ハリがあり、レース編みのように編み込んで、
リボンや動物のモチーフもできそうです。
私は、大麻と聞くと、危険性ばかり思い浮かべていたので、
この話をきいて、大麻の印象が大きく変わりました。
大麻、というと日本では、所持と栽培が大麻取締法という法律で、
厳重に禁止されています。
私のように、違法性や危険性を連想する人も多いのではないでしょうか。
もしくは医療用として、強い作用を持っていると考える人も多いでしょう。
意外なことに、大麻は、実際には日本でも栽培されています。
都道府県知事の許可を得た上で、
産業用ヘンプと呼ばれる品種を、栃木県の農家が栽培しているのです。
この産業用ヘンプは、薬用として用いられる大麻に多く含まれる、
THCやCBDの含有率が低い品種です。
実は、日本では、戦前まで、このような品種の大麻は多く栽培されていました。
そして、人々の衣食住や、祭祀、医療など多岐にわたり役立っていました。
線維が衣類となるのはもちろんのこと、建築の材料や、紙の原料になったり、
実から抽出してオイルを化粧品や燃料、食用として使用してきたのです。
しかし、戦後、世界的にマリファナ規制の動きが起こったことや、
安値で手に入る化学繊維の普及で、大麻の栽培は、急速に衰退しました。
1990年代からは、再び、成長が早く、肥料や農薬がいらない大麻の栽培が、
ヨーロッパで注目されるようになりました。
痩せた土地でも栽培が可能で、肥料や農薬を用いなくても成長が早い大麻は、
農地の有効利用や地域の活性化に、利用されているのです。
実際にヨーロッパやアメリカでは、緑内障や吐き気止めの医療用ハーブとして、
広く認知されていますし、オイルをドレッシングに用いたり、
化粧品にしたりもしています。
あのBMWやメルセデスベンツも、内装に線維を用いた素材を使用しています。
このように、とても用途が広い大麻ですが、
日本ではその特性を詳しく理解している人が減っているのが現状です。
大麻の線維やオイルを使用することは、違法ではありませんし、
危険性もありません。
法律で禁止されている部分や、歴史的背景を充分理解して、
環境にやさしく、オーガニックである大麻を、もっと生活に取り入れてみたら、
おもしろいのではないか、と思います。
幼稚園のバザーでも、
私たちが作ったヘンプアクセサリーを販売することになりました。
みなさんの反応が楽しみです。